シリーズ4作目とは知らず、寺地さんのお名前を見て手に取った本。
ストーリー:
ようこそ! すこし不思議で、どこかなつかしい「明日町こんぺいとう商店街」の世界へ――。マスコットの「招きうさぎ」が目印の商店街を舞台に、七名の人気作家が描く、ほっこりおいしい物語。お気に入りのお店がきっと見つかりますよ。
心がほんわか温まるアンソロジー。7人の作家さんの中にははじめましての方もいらっしゃるけれど、同じ商店街を舞台に素敵な作品ばかりなので、もともとの目的抜きで楽しめた一冊。
商店街のお店一つ一つ取り上げられる形で綴られ、それぞれのお店を営む人には何かしら抱えているものがあるのだけど、この商店街にある限りどこかで必ずつながりがあるということがわかる。意外にもLINEを使いこなしているお年寄りたちのおかげで(?)お互いの情報が筒抜けなところもあるけれど、決して邪魔にするわけじゃなく、そこに居ていいんだよという温かい空気が流れている。昔ながらの商店街ってこういうのだろうな~って思う。でも変わらないものがある一方で、少しずつ、変化もしているというのが魅力的。
4作目なので、たぶんこれまでのシリーズで登場してきた方々もお名前が出てきているんだよね。どこどこのお店の○○さん、みたいな。この方たちのストーリーも読んでみたい。いつか前の3作も読めるかな?
