原作はスティーヴン・キングによる短編小説、マイク・フラナガン監督・脚本。
あとはトムヒが主演ぽいということだけで、ほとんど前情報なしで観に行ってきました。

ストーリー
大規模な自然災害などが相次ぎ、終わりを迎えつつある世界。インターネットもSNSもつながらない中、街頭やテレビ、ラジオに「チャールズ・クランツに感謝します。素晴らしい39年間に、ありがとう、チャック」という謎の広告が突如現れる。高校教師・マーティ(キウェテル・イジョフォー)は元妻・フェリシア(カレン・ギラン)に会うため家を飛び出したが、誰もいない街はチャック(トム・ヒドルストン)の広告で埋め尽くされていた。チャックが何者なのか誰にも分からない中、徐々に彼の数奇な人生が明かされていく。
(サンキュー、チャック (2024):キャスト・あらすじ・作品情報|シネマトゥデイ)
正直、トムヒが出ているからという理由で観に行ったんだけど、これがとても良い映画だった。他にも話題の映画が多数上映されているけれど、この映画が埋もれてしまうのはもったいない。ただ、何が良かったかを言ってしまうと、この映画の本質みたいなことに触れてしまうので難しい。以下はネタバレ含む感想です。
物語はいきなり3章から始まる。どうやら世界は終わりを迎えつつあるらしいけど、ちょっと謎めいていてよく理解できないまま進んでいく。自然災害が起き、世界のネットワークも壊滅状態、絶望して自殺する人々を受け入れ続ける病院。そんな中、やたら出てくる「ありがとう、チャック」の謎の広告。そして誰もいなくなり終わりの時を迎えようとする時に、宇宙の星々がどんどん消えていく…まずはそのまま受け入れて見て行くと、第2章へ突入。
ここまでくると、最後がきっと第1章(はじまり)になるはずだから、もしかしてチャックの人生を現在から過去へと遡っているのかな?と想像がつく。今、チャックは愛する家族に見守られ、39年の寿命を終えようとしているのだ。
第2章は偶然な出会いで生まれるダンスシーンが素晴らしい。お堅いイメージの会計士という職業でありながら、なぜチャックはあんなに踊れるの?と、この時は疑問に思いながらも目が離せないので、そのまま疑問は放置(笑)
(トムヒが好きな人はもうここだけでも観る価値ありなんで💕)
そして第1章はチャックの子供時代。ここでダンスが上手い謎や、第3章から持ち続けた疑問も一気に解けました。子供時代のダンスシーンも温かいシーンで素敵。
第3章で意味不明だったこと。あれはチャックの頭の中にある宇宙だったんだね。どんな人でも、頭の中にそれぞれの世界を形作っていく。人との出会いだったり経験したことだったり、それは小さなことでも積み重ねられ頭の中の世界は宇宙のように広がり続けていく。そして、その人が死ぬ時、それまで広がり続けた宇宙は一瞬にして消えてなくなってしまう。星が一つ一つ消えていくように。なんて悲しくて切ないことなんだろう。
チャックはその終わりが来ることが分かっていた(見えていた)。どんな気持ちなんだろう。でも彼はその時その時を大切に生きていたんだろうなと思う。
いつ人生が終わるかも分からないし、最近は不安なことも多いけど、今見て感じていることも含めて、私の頭の中には宇宙のように広い世界がどんどん積み重なって広がっているのかと思うと、何だか世界の見え方も変わってくるような気がしてくる。大げさかもしれないけど。
そして、今私はトムヒ熱が再燃している(笑)
でもね、マーベル俳優とか言われちゃうのが私的にはピンとこないので、これでトムヒが気になった人は過去の作品をぜひいろいろ見て欲しい!
GWももう終わり。早い。今年は遠出せずにいたけど、スニーカーを新調したり、良い映画に出会えたり、美味しいものを食べたりと、それなりリフレッシュはできたかなー!(たぶん😂)