『ありがち日記』

オタクな日々をコツコツ更新中

くわがきあゆ『復讐の泥沼』

先週は忙しかった…まったくブログも更新できず😓
3月に入ってしまったけど、先週のことを振り返りつつ本の感想も。
そして今週は映画の感想を少しずつアップしていこう。

 

tkj.jp

ストーリー

古民家カフェの崩壊事故に巻き込まれ、一緒にいた盛岡颯一を喪った日羽光は、彼を見捨てた医療従事者らしき二人の男を探していた。なぜ彼らは颯一を助けようとしなかったのか、問いたださねば気が済まなかったのだ。やがて光は男のひとりの身許を特定して接触を図るが、彼は突如として何者かに銃殺されてしまう。一方、もうひとりの男・薬師も光の行方を追っていた。戦慄のサイコサスペンス!

『レモンと殺人鬼』のくわがきあゆさん。読むのは2作目。
(レモン~の感想はコチラ

↑の感想にも書いているけど、どんでん返しもので登場人物が異常っていうところは今作品にも引き継がれている気がする。若干薄まった感じはあるけど。

悲劇のヒロイン、日羽光。そして、一緒にいた盛岡颯一を見捨てた男たちの1人である薬師。お互いに行方を追う2人の視点が交互に描かれている。

最初は、自分にとって大切な人が目の前で亡くなって、それを見捨てた男たちに復習をしようとする光の怒りも最もだと思いながら読み進めているのだが、やはり行動の違和感や異常さが目についてくる。男たちのうちの1人の葬式で、家族に向かって投げかける言葉や、人目も気にせず病院で人捜しをし続けるところとか、自分に都合の良い解釈で動く人間なのがだんだんわかってくるのだ。

かと言って、一方の薬師も人の絶望を見ることに生きがいを感じるというサイコパスな一面を持っている。家庭環境に恵まれていなかったせいなのかもしれないが、そのせいにしてしまうのは、今同じような境遇でも懸命に生きている人たちに失礼だろう。

とにかく、読み進めるほどに明らかになる事実がどれも後味が悪い…。伏線が回収されてもすっきりしないことってあるんだな。その一つの例としては、ある導入の章はてっきり光目線のシーンかと思っていたのだが、最後に判明したのは全く予想していなかった意外な人物のものだった。

もうこれだけでどれだけ騙されながら読み進めていたかっていうことが分かるのだけど、事故で亡くなった盛岡颯一も、なかなかの二面性を持っている男であった。もう、どんだけおかしな人を詰め込んでるの~!(レモン~でも思った)そしてタイトルの「復讐の泥沼」の意味もわかって、マジで泥沼じゃん?って。

明るいストーリーをお求めの方にはおススメできない本。読後の後味が悪くても、嫌いじゃないって思う自分には、時々ならいいのかもしれない。またしばらくしてからこの方の本を読んでみよう。

 

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さて、先週はまたもやワインの勉強を。

ワインよりも溶かしたチーズ(確かラクレット)が目立つな(笑)
今回のテーマは、ヨーロッパではないニューワールドのワイン。アメリカやチリ、南アフリカとか。珍しいウルグアイのワインもあり、こんなにバランスが取れたワインを造っているんだ!?と一番の驚きでした。

今回も5種のテイスティングで、まあ主張が強めだけど全体的には非常に美味しいワインなので結構好む方も多いだろうなという印象です。

ごちそうさまでした!