小学生の息子や夫、息子の同級生の親たちとの関係に悩みながら、自分自身の「声」を取り戻そうとするお話。
ストーリー
誰かからの受け売りじゃない、わたし自身の「声」を取り戻したい!
「こんなところにいたくない」――希和が見つけた短冊は、息子・晴基の字にそっくりだった。“こんなところ”は家なのか学校なのか。知りたい、でも知りたくない。モヤモヤを抱えつつ、希和は晴基が出入りしている民間学童で働き始める。保護者のLINEグループ、学童で出会う息子の同級生たち、そして夫との関係。ままならない日々の中、希和は自身の声を探し続ける。呼吸することが少し楽になる、あなたのための物語。
寺地さんの描く人物像は自分であり身近にいる人物でもあり…。どうしてこんなに分かるの?ってくらい私自身の嫌だなと思うところにも目を向けさせられます。
似たようなことを少なからず経験しているとか、希和の抱えているモヤモヤは、自分のこととしてついつい読んでしまいます。自分の感情を言語化して伝えることは難しいし面倒くさいし反感を買うかもしれない。だったら黙っていよう、周囲の人たちと同調しておけば安全!となってしまいがちです。本当の気持ちを溜め込みモヤモヤ窮屈な思いを抱えたままで…。
思い当たる節があり過ぎてこれはツラいな…ってなる人もいるかも。でもそこは寺地さんを信頼して読み進めてみて欲しいなと思います。
それと、子供も親が思うよりもちゃんと自分の世界や考えを持っているもんですよね。希和も晴基くんも「なんか大丈夫!」と思える清々しいラスト、ふっと気持ちが軽くなった気がしました。
気付いたら寺地さんの未読本がどんどん増えていて、いつの間に!?って驚いています。好きな作家さんなのですべて読みたい気持ちはあるのですが、他にも積んでいる本もあるし、時間もそんなに取れないし…で、少しずつ消化していくつもりです。
さて、東京ドームの話は終わったのですが、1泊した翌日はまた興味の赴くままに寄り道して来ました。寄り道って距離ではないかも…?笑

ちょっと休憩したくてカフェスペースに立ち寄ったらいました。実際に使われた着ぐるみだとか。急に登場するのでびっくりしました😳撮影機材もあって、思わず足を止めて見てしまう存在感でした。