『ありがち日記』

オタクな日々をコツコツ更新中

大島真寿美『結 妹背山婦女庭訓 波模様』

3連休最終日。気付いたらハロウィンも終わっている。私は明日からの1週間が今月のハイライトと言っても過言ではないので、良く言えば体力回復に努めた3日間(笑)

でも映画1本観に行ったし(後ほど感想書くつもりだけど微妙だったのでどうしよう…)、習い事あったし、ドジャース応援にそれなり忙しかったよ!チャンピオンおめでとう!!🏆✨

というわけで、家では読書も捗りましたので読了本の感想です。

 

 

人形浄瑠璃作者の近松半二の生涯を描いて直木賞を受賞した前作『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』の続編。

 

books.bunshun.jp

 

ストーリー

江戸時代も半ばを過ぎた道頓堀には芝居小屋がひしめき合っていた。

造り酒屋の倅の平三郎が、うっかり道頓堀の芝居小屋に足を踏み入れたのは、二十歳そこそこの頃だった。妹背山婦女庭訓を観たことがきっかけで平三郎は操浄瑠璃の世界にのめりこんでいく。

娼家の跡取り息子でありながら浄瑠璃作者になった徳蔵の情熱や近松半二の娘のおきみからあふれでる才気。才能がありながら浄瑠璃作者としてくすぶっている余七は江戸を目指し、近松柳は大評判の「絵本太閤記」を浄瑠璃にしようと奮闘する……。

近頃は歌舞伎芝居に押され気味ではあるものの、人形浄瑠璃は人を惹きつけて離さない。

「道頓堀には、お人形さんがいてこそ、や」という思いが、そこかしこに満ち満ちていた。

人形浄瑠璃に魅せられ、人形浄瑠璃のために生きた人々の喜怒哀楽と浮き沈み、せわしなくも愛しい人間模様をいきいきと描く群像時代小説。

 

文楽でお馴染みの演目が満載で思わず手に取って読んでみた前作。「渦」というタイトル通り、心を揺さぶられるだけでなく物語の渦に巻き込まれてしまうような読書体験をした記憶がある。

今作は、近松半二が亡くなった後、人形浄瑠璃に魅せられた半二にも縁のある人々を描いた群像劇。最初は不思議な感じがするかもしれないが、まるで人物の心の声をなぞっているかのような関西弁の文体はテンポも良く、登場人物が目の前で話をし、動いているような感覚。関西弁には慣れていない北東北の人間でもするすると読むことができる。

前作に続き、実在の人物や史実をよく調べられている。浮世絵師として有名な耳鳥斎(実際に義太夫もなかなかの腕前だったとか…)、二代目並木千柳の門弟で「絵本太功記」を書いた近松柳、近松余七として一時は浄瑠璃作者でもあった十返舎一九(作中では余七の頃)、などなどが登場する。大河ドラマ「べらぼう」とほぼ同時期の大阪での話だなと思うとますます面白く感じる。

本当のところはわからないけど、今につながる大作が生まれた背景にそんなことがあったかもしれないよなぁと不思議とその情景が目に浮かぶようだった。

しばらく文楽鑑賞できていないけど、行きたくなっちゃったー😅

前作よりは大盛り上がりするようなところは無かったけど良い作品だったな。去年よりも物理的にもあまり忙しくないので読書の秋🍂を満喫中。

 

秋🍂と言えば紅葉狩り。今年は🐻騒動のせいで、山に出かけるにも勇気がいるよね。地元が毎日のようにテレビのニュースで取り上げられていて、せっかくのシーズンなのに観光客減になってしまわないかと心配。市役所とか銀行って思いっきり街中だから驚かれるのもわかる…街中を川がたくさん流れているので、河川敷を伝って来ちゃうんだろうけど、それにしても今年はその数が多いのは確か。川の近くに住む我が家も他人事ではないけど、田舎のわりに目撃情報が全くないっていう。いることはいるみたいだけど、下りてきていないのかな。その他の野生生物のほうが歩き回っている😓

しばらくは家族みんなで気を付けよう!と日々🐻出没情報を眺めながら暮らしています。