『ありがち日記』

オタクな日々をコツコツ更新中

「『高慢と偏見』殺人事件」

ジェイン・オースティン作品を一通り読んでいる人におすすめしたい一冊。


ストーリー
詐欺まがいの投資話でエマやアンから恨みを買うウィカムが、パーティの最中に殺された。キャサリンの娘とエリザベスの息子が嵐で閉ざされた館で起きた怪事件に挑む! 『高慢と偏見『エマ』『説得』……オースティン作品の登場人物が織りなす正統派ミステリ 

あのウィッカムが殺される!
高慢と偏見』に登場するあのウィッカムが。

私も嫌いなウィッカムが殺されるらしい、しかもジェイン・オースティン作品の登場人物たちが大集合するってどういうこと?それぞれの作品は微妙に時期が異なるだろうし独立作品んだけど?と気になりまして😁

『エマ』ナイトリー夫妻が開くハウスパーティーに招待されるという設定。それぞれ『高慢と偏見』のダーシー夫妻、『説得』のウェントワース夫妻、『分別と多感』のブランドン夫妻も参加。そして『ノーサンガー・アビー』のティルニー夫妻の娘であるジュリエットとダーシー夫妻の息子ジョナサンも同席している。そこに招待した覚えのないウィッカムが押しかけてきて、しかも天気が悪くてしばらく屋敷に滞在することになる。

過去にいろいろあった面々からは歓迎されていないこともわかっていながら、図々しく居座るところ、さすがウィッカムだわ(皮肉)。

そんな不満たらたらに過ごし始めたある晩、ウィッカムが誰かに殺されて倒れているところが発見され、ジュリエットとジョナサンは犯人捜しを始める。若い男女が一緒にいるところを目にされるようなことがあったら大問題な当時、人目を盗んで集まり作戦会議をする若者2人が可愛い。正しい振る舞いができているかどうか気にするところも、今では理解できないこの時代ならでは。

それぞれの登場人物がウィッカムとどういった関係だったのか次第に明らかになるにつれて、それぞれの夫婦の間にある問題も明らかに…。あぁ、作品ではあんなにハッピーエンドで終わっていたのに。時が経つにつれて夫婦にはいろいろあるもんなんですね。

最後はちょっと予想していなかった人が犯人だったなー。
ネタバレになるので言えないけど。

あの作品のあの登場人物ならきっとこう話す・行動するよねっていうツボを押さえているのがさすが。クローディア・グレイさん相当なオースティンマニアなのだろうと思う。『高慢と偏見とゾンビ』も原作、映画それぞれ面白かったけど、こちらの作品も面白かったです!

また全作品を読み直したくなりました。
時間かかりそうだけど、寝る前の読書にはちょうど良いかな?

これもまた映像化してくれたら面白そうなので、密かに期待しておきます(笑)