働く女性を描いた7つの短編からなるアンソロジー。
ストーリー
ストレスから職場を転々とする会社員、小壜をロッカーに隠し持つミステリアスな同僚、上京した売れない地下アイドル、30歳の誕生日を迎えた小説家、育ち盛りの子供を抱える自衛官のパイロットなど……思い通りに仕事をすることが叶わないなかで働く様々な女性たちを描いた短編7作品を収録。
周りと比べたり、羨んだり、もう辞めてやると思ったり。それでもなぜ、私たちは働くのか。「働く」の今を知るためのアンソロジー。(私たちの金曜日)
恩田陸さんの「茶色の小壜」と津村記久子さんの「おかきの袋のしごと」が特に好きだったな。恩田さんの短編は『図書室の海』 に所収らしいけど、本棚を見てみたら持ってなかった。ということで、私も読んだことが無かったので新鮮だったというのもある。ちょっと怖い感じが好きな人はいいかも。「おかき~」は、そんな仕事あるのかと思いながらも、会社の人間関係や仕事への向き合い方など何かわかるなぁっていう。
解説を読んだところ、仕事をする女性の話って少ないらしい。はて、そうなのかな?比べてみたことがないから分からないけど、たぶん働いている人の数や職種で考えたらそうなるだろうなというのは想像つく。
男女関係なく、この日本という国で生きていくためには大抵の人たちは働かなくちゃならない。私もそういうもんだと思って生きているけど、ふとした時に自分と仕事ってどういう関係なんだろう?って見つめ直してみたりするきっかけになるかもしれない本。
実のところひとりひとり様々な背景や思いを持って自分の仕事と向き合っているんだと思う。仕事との距離も人それぞれだろうし。
ところで、対になる本で『僕たちの月曜日』があるらしい。
そっちも気になる。
(読むかどうかはわかりません😅)
