読み終わってすぐにTwitterで呟いちゃうほどにお気に入りの一冊となりました。
寺地さんの本は初めて読みましたが、言葉の使い方や比喩の表現が、
私にはストンと腑に落ちるとか、しっくりくるというか、ピタッとはまるというか。
ちょうど年度末でもありますけど、この1年本当に心身ともにキツいということが多くて、
溜まり溜まったものが寒さの緩んだ今の時期に一気に噴き出してきたかのように怠かったんですね。
今そういう時にこの本を読めたことが自分にとって救いとなりました。
まずは、あらすじをご紹介。
大通りから入った閑静な地に佇む通称「ミナトホテル」は、大正末期に建てられたキャラメルのような見た目の宿泊施設だ。館内には四季折々美しい花が飾られ、骨董家具が設えられた六つの客室は防音仕様。看板を出していないのに、人知れず「眠れない」「食べられない」お客が集い、時には長期で滞在する者たちも―。誰かと繋がりあうことのよろこびを、やさしく温かく力強く紡ぎ出した、心に響く物語。
文庫で買いましたが、なぜこの本を選んだかというと、
表紙のやわらかい雰囲気(精神的にそういうものを求めてたのかな?笑)と、
あらすじに見えた「大正末期に建てられたキャラメルのような見た目」という解説文。
これがすごく気になったので迷わず!という感じでした。
そしてその雰囲気そのままに、“癒し”がたっぷり詰まっていたわけです。
ミナトホテルに集まる訳ありな人々のお話とは言え、
ストーリー自体はシンプルだと思うのですが、
所々で出てくるふとした言葉が胸に沁みるんですよね~。
頑張って、頑張って、何かが壊れてしまいそうになる前に、
“ちゃんと休んでいいんだよ”と言ってくれているようでした。
今疲れているなぁと感じている人、眠れないなぁという人、
食欲もあんまりなくて…という人、もし良かったら読んでみてください。
私は少し心が軽くなったような気がしてます。
そうでなくとも優しい本なのでおススメです。
寺地さんの本、もう少し読んでみたいなと思っています。
まずは『ビオレタ』かな。
Twitterで呟いたら寺地さんご本人にも見ていただけたようで、
大した感想でもないのにRTしてくださいました~☆恐縮です。。