『ありがち日記』

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岩手銀行赤レンガ館

明治44年に盛岡銀行の本店庁舎として落成し、
その後岩手殖産銀行岩手銀行と名前を変え、平成6年には現役銀行としてはじめて国の重要文化財に。
平成24年から約3年半の保存修理期間を経て、公開施設となった。
設計は辰野金吾とその教え子で盛岡出身の葛西萬司。
東京駅の設計で有名な辰野さんなので、見た目はほんとそっくりで、いわゆる辰野式。

身近にこんな風に良い建築物があるのに、いつでも行けると思っているとなかなか行かないもんで…
公開可能になって、初めて訪れてみた!



下から天井を眺める風景も良いですが、この上からの景色も好き。
全体の雰囲気も良ければ、一つ一つの内装に目を向けると、凝っていることがわかる。

西洋風の窓は、上げ下げ式。
窓を上げても下がってこないよう、窓と同じ重さの分銅と窓に紐をつけて結び、
滑車で滑らせて窓が落ちてこないようにしていたそうな。
今までそこまで見てなかったな~なるほど。

あとこの写真にもあるけれど、欄間装飾も面白い。



欄間も部屋ごとに装飾が違って面白いんで、写真を何個も撮っているんだけど、
例えばこれは船の操舵のように彫られた木彫りの装飾。
この建物の敷地が船運会社があった場所ということで、船モチーフが採用されたのかも…とのこと。
盛岡の歴史も含めて興味深い意匠。

お次は、照明器具が吊り下げられている吊元に漆喰で作られたロゼット。





こちらもさまざまな文様があって、主に植物のようなんだけど、西洋風なだけじゃなく、
和風なものも見受けられる。
どんな意味を込めて作られているのかわからないけど、
目立たない場所でもこだわりを感じるのでグッと来るわぁ。こういうのに弱い。



旧総会室にだけあるカルトゥーシュ。これも一見気づきませんわな…

…と、一部だけ記録。
ちゃんと解説があって、資料は持ち帰れるようになっているので、
ぜひすべて持ち帰ってじっくり読んでみてもいいし、また見に行きたくなるかも。

無料で入れるスペースと有料スペースがあり、
盛岡の金融史など資料を見るためには有料スペースに入らなければなりません。
銀行ならではの金庫室だった場所とかね。
が、無料スペースだけでも十分にその建築物の素晴らしさは堪能できるので、
気軽に利用できる重要文化財^^
ホールはイベントでりようできるみたいだしね。



講演会、演奏会、展示会、いろいろできそう。
銀行っぽさはあるけどね(笑) 

辰野金吾さんの解説ボードには、師事したジョサイア・コンドルの名前も。
個人的にはここもちょっと嬉しかったかな。
これを機に、辰野氏の建築だけじゃなく、葛西萬司さんの建築物も
ちょっとずつ攻めていこうかな…と考えてます。
意外なものも設計していることをこの前知ったので、雪が降る前にでも行ってこようと思って…
気持ちが挫けなければだけどね…

盛岡に来たら、ぜひ立ち寄ってみてください。
火曜日が休館日です。